ケーブルには様々な規格があり、コネクタが似たような形状でも抵抗数やピン数が違うことがあるので注意が必要です。
特に、コネクタ規格と通信規格を混同してしまいがちです。
また、オス-メスと端子の形状を呼ぶことがありますが、名前通りピンが出ている方がオスです。
入力側の機材、例えばスピーカーなどの端子はメスになっていることが多く、オス端子は信号を送出するイメージが強いのですが、
どちら側を指しても使用できるケーブルが多かったり、近年では双方向での伝送が可能ケーブルなども増えてきたため必ずしもそうではない。
映像、音響、照明の分野にまたがる人は知っておいても良いのかなと思います。詳しくはWebで調べてみてください。
以下、一般的に認知されている呼び方(コネクタと通信規格の違いは置いといて)を記載しておきます。
※ケーブルという題目ですが、いわゆるケーブルの性質やメーカーなどは触れずに置いておきます。
後述するが、特殊な規格で映像伝送も可能。
DMXかEthenetでの制御が一般的となっている。
DMXはXLR端子の3ピンや5ピンがあったようだが、今は3ピンが主流となってきているよう。形状がキャノン(XLR)と一緒なので注意。
5.1chや7.1ch用に使用されるサラウンド用のシステムに使用されることが多い。
電源コードとしても用いられる。
ソニーとフィリップスが決めたインターフェース。
※スピコンは端子のことを指す。
主に音響で使用されているが、LEDディスプレイや電源周りなどで使用されるケースも多い。
スピーカーケーブルの商品のひとつで4S8とか色々ある。現場で聞く機会が多い。
電圧やら地域の規格、周波数とか色々と注意。
最近、USB-CとThunderbolt3、USB3.1とかとても間際らしいことになってきているので、ちゃんと理解したい人はネット記事が転がってるので読んでください。
ケーブルを延長する場合やHDMI-DVIに変換する場合に使用します。
BrightSignなどからミキサーを介さずにLR割り振りたい時に使える。
ケーブルには延長可能な長さが決まっているので、延長しすぎると信号が劣化するので注意が必要です。
Extender機器を中継したり、専用のリピーターケーブルを介したり、もしくは長回し用に他規格のケーブルに変換が必要だったりします。
基本的には電源接続が必要になっていることが多く、長距離伝送の場合に電力供給して安定させる必要があります。
Opticalケーブルは他のケーブルに比べて断線しやすいですが(最近はかなり改良されてるので大丈夫かも)、かなり延長できるというメリットがあります。
その反面、高価&特殊なので入手に時間がかかりやすいというデメリットもあります。
現場ではBNCによる長尺引き回しが多かったのですが、OpticalやEthernetでの引き回しをする場面が非常に増えています。
Ethernetケーブルで大抵の映音照システムの連携ができるので必需品となっている。
※環境によってはCat6以上、シールドありなしの判断が必要
Opticalケーブルは端子部分がかなりシビアなので素手で触らず、保護カバーもつけてホコリを防ぐこと。
BNCは同期信号用のケーブルとしても利用することがある。その際にケーブルの抵抗数が異なるので要注意。
Cコン、Dコンは抜くのがかなり大変。