Notchは3DCGリアルタイムレンダリング可能なソフトウェア、システムで、Disguise(旧D3)やTouchDesignerとの相性が良いため主にライブ演出で使用されるケースが多い。
また外部通信やデバイス連携なども可能でインタラクティブな演出もできる
(一応はできる)。
他のシステムに比べて特化している点として、ノンプログラミングで高グラフィックな映像演出を可能としている。
Notchのポジションとしてざっくり言うと、AE⇔Notch⇔C4D的なイメージ。AEやC4Dユーザーからすると、すごいツールだと感じると思う。
TDやVVVVと比べると、他連携やコーディング周り、システム構築が充実しているかと言うより、ノードベースで高グラフィックが作れちゃうというのが印象。
パーティクル系のGPGPUでの大量描画や3DCG系のグラフィック、プリレンダー系としてはレイトレース系が標準機能で備わっているため良い。
最低限の外部連携は備わっているので、いろいろと遊びやすい面もある。Notchを使用したVJもちらほらといるよう。
その反面、操作に多少のクセがあるのとロジック周りの処理が組みにくい。
(一応ノードとして最低限は用意されているが、TDだったらこのノード1つでまとめれるのにっていうのがちらほら。)
あと、コーディングツールの機能は薄いため、デバッグツールやパフォーマンスチェックツールなどは充実していない。
最初は公式からあがっている"NotchAcademy"や日本のユーザーグループが上げている動画のチェックをおすすめ。
また、Facebookグループもあるので参加しておくのもおすすめ。
ハッシュタグで検索する際は"#madewithnotch"もしくは"#notchvfx"で検索。
Notch起動時のウィンドウから"Sample"タブにあるプロジェクトファイルを漁るのも次のステップとして有効かと思います。
また、QiitaにもいくつかTipsも上がっているのでそちらも参考にしつつ、消化していく感じ。
NotchEditorで外部モニターにフルスクリーン表示して使用
NotchEditorを開いたまま、NDIやSharedMem系で他のツールに転送
プリレンダリングとして使用(動画として書き出し)
ブロックファイルに書き出して、MediaServerに取り込んで再生(その際に必要なパラメータは、"expose"しておく)
スタンドアロンアプリケーションとして使用
あたりが想定される使用方法になるかと思います。
概念的にデバッグツールというものは存在していないような気がしている。(UnityやTDとはベクトルが異なっている印象)